10月30日(金)、セクシュアル・ハラスメント防止等対策の一環として、未来大の教職員および学生を対象としたキャンパス・セクシュアル・ハラスメント防止等研修会が開催されました。

研修会は「なぜ大学でハラスメントが起こるのか?-メカニズムと防止策- 」と題し、講師にキャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワークの東北ブロック代表であり、東北大学大学院文学研究科の教授でもある沼崎一郎氏をお迎えして行われました。参加者はほとんどが教職員の方々でしたが、学生の姿も見られました。

始めに南部美砂子准教授から講師のご紹介がありました
沼崎氏は日本社会における上下関係がハラスメント(=いじめ)を生みやすくしているとし、そうした中でも大学などでは力関係が大きいためにハラスメントが起きやすい環境ができてしまっていると説明。また、実際の事例などを交えつつハラスメントをする人がなぜできるのか、どういった人が加害者になってしまうのかについてもお話しいただきました。

講師の沼崎氏
最後に被害にあってしまった場合の対処法について、「とにかく何も考えずにその環境から逃げること」が一番だとおっしゃっていました。大学にもそうした場合に備えた相談室などがありますが、大学外にある民間の機関に相談するのも効果的であるとのことです。(函館ではウィメンズネット函館というNPO法人の団体があります)そして安心できる環境になってから、その後の事を考えて決めていく必要があるということでした。
また、何かあった場合にはどうすべきなのか、誰に頼ればいいのか、ということを頭に入れておけば、(もちろん知っていても被害にあえば混乱するけれど)何もしない場合よりは冷静に行動できるので、日頃から情報を入手しておくべきだというアドバイスもありました。
ハラスメントの対策には法制化の動きなどもあるそうですが、短期的に達成できるような簡単な問題ではないため、依然としてハラスメントは起きているのが現状だということです。しかし、以前よりは認知度も高まり、こうした被害に対応できるような社会になってきているので、諦めたりせずに情報を集めて然るべき対応ができるようにしてほしいとおっしゃっていました。
お話の中で紹介されていた本は以下の2冊です。沼崎氏が書かれた「キャンパス…」の方は未来大のライブラリにもありますので、興味がある方はぜひどうぞ。
11 月 12th, 2009 at 11:22 PM
ハラスメントを受けている人は辛いと思います。周りにいる人も積極的に助けなければならないと思います。
11 月 22nd, 2009 at 3:58 PM
やはり,簡単な問題ではないようです。大変勉強になりました。